証券会社レーティングまとめ

銀行株下落は割安か?大手証券会社3社による銀行株今後の見通し

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三菱UFJを銀行株のトップピック

野村證券発行の銀行セクターのレポートでは、2017年3月期決算はマイナス金利政策導入の影響と内外相場変動によるダブルパンチを浴びたものの、減益幅は想定の範囲内と指摘。バリュエーションは、昨年以降のトランプラリー後比較的大きく株価調整したこともあり、3メガバンクのPBRが足元0.6倍近辺で推移する等、引き続き割安感が強いとみて、セクターの強気スタンスを継続。個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループをトップピックに三井住友トラスト、みずほフィナンシャルグループ、新生銀行を買い推奨しています。

超低金利で銀行の利益成長は難しい

三菱UFJモルガン・スタンレー証券発行の銀行セクターのレポートでは、大手銀行5グループの2017年3月期末自己資本は2015年3月期末比で年率2.8%増と指摘。その他有価証券評価差額金が、外債含み益消滅、政策株式削減などで低減、2018年3月期会社予想通りの場合、当期利益で4期連続、業務純益で3期連続減益局面と解説。超低金利などで利益成長は難しく、安定配当が自己資本増の足枷にみえることから、BPS増減額でバリュエーションすると上値を見出し難いと分析。みずほフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループをのレーティングを「アンダーウエイト」に引き下げています。

トランプラリー金融株上昇は過度な期待感

UBS証券発行の銀行セクターのレポートでは、2016年の米大統領選後の銀行株上昇は、長期金利上昇等に対する市場の過度な期待が織り込まれていると指摘。足元では過度な期待は剥落、バリュエーションは概ね妥当な水準とみて、特段の割高感も割安感もないと解説。個別では、三井住友フィナンシャルグループをトップピックに、新生銀行とあおぞら銀行を買い推奨しています。

銀行株下落割安

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大手証券3社レーティング情報

コード 銘柄 レーティング 目標株価
SMBC日興 8515 アイフル 新規 1 455
8572 アコム 新規 1 620
6501 日立製作所 1 1 810 1,020
6645 オムロン 1 1 5,600 5,800
6861 キーエンス 1 1 60,000 70,000
みずほ証券 7974 任天堂 買い 買い 44,000 52,000
4042 東ソー 買い 買い 1,100 1,130
4183 三井化学 買い 買い 800 880
大和証券 9101 日本郵船 3 3 260 240
9104 商船三井 2 2
9107 川崎汽船 3 3
5301 東海カーボン 新規 3 700

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