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2016年大納会の日経平均株価終値は年足連続陽線になるか19033円を意識

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日経平均は年足チャートを意識

2016年大納会、東京株式市場は続落してスタート。日経平均株価の寄り付きは19000円を割り込んで18997円68銭で始まった。年足チャートを意識すると、きょうの日経平均株価終値は19033円を上回って年末を迎えることにテクニカル分析で意味がある。掉尾の一振は期待外れ、むしろトランプ相場の潮目が変わったのかという警戒感も浮上してきた。

仮に掉尾の一振が実現したとすれば、日経平均株価は12月最終週に平均1.5%上昇するので19718円になる計算だった。また2000年~2015年のデータでは12月最終週の騰落率は勝率81%と高いはずだったが、今回は11月からの上昇が急ピッチで年内に利益確定売りを出したい投資家、米国株式市場でトランプ相場初の最大の下落幅が節税対策の売りを加速しそうな感じだ。

参考2016年は掉尾の一振?大納会の日経平均株価終値は1万9718円
参考日経平均株価2017年1月は下落に備えるオプション建玉の動向が話題に

レーティングからは野村證券が目標株価を2252円から2908円へ大幅に引き上げたセイコーエプソン(6724)が高い、チャートを見ると綺麗な右肩上がりの上昇が続き大納会に年初来高値を更新して2511円まで買われる場面があった。広島カープが25年ぶりに優勝したがお膝元の広島銀行(8379)をSMBC日興証券が目標株価を引き上げた、ただレポートでは2017年3月期の通期業績予想は株式売却益が貢献して上方修正となっているが、一過性の色彩が強いので2018年度の利益反動減には注意と指摘している。

銀行株値下がりの理由、3つのシナリオ

昨日、市場関係者の間で話題にあったのは東芝(6502)の出来高と売買代金が過去最高を記録したこと、そして東芝株の急落が注目された。またトランプ相場が始まって以来の最大の下落幅で2017年1月相場への心配の声が聞こえてきた。相場のけん引役となってた三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株が値下がりしていること、これが単なる株価上昇による利益確定売りなら良いが評価損や実損になると投資家心理が変わってくる。

東芝が1000億円規模の特別損失か?という段階から会社側が数千億円の可能性を認めた。銀行株が下落したのは、東芝への与信問題、融資、資本増強による出資やケースバイケースだが債権放棄を求められる場合、与信費用上振れリスクが高まることがネガティブ視されている。SMBC日興証券は詳しい3つのシナリオをレポートで紹介している。




国内大手3証券のレーティング情報一覧表

コード 銘柄 レーティング 目標株価
SMBC日興 8379 広島銀行 2 2 400 500
8385 伊予銀行 2 2 700 800
野村證券 6724 セイコーエプソン Buy Buy 2,252 2,908
大和証券 9766 コナミHD 1 1 5,160 6,050
丸三証券 マネックス証券なら初心者の私でも気軽でおトク。

 

 

 

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