レオパレス２１界壁工事不備、ＳＭＢＣ日興証券は目標株価引き下げ

不動産投資、シェアハウス・アパート経営

テレビ東京「ガイアの夜明け」2018年5月29日放送「マネーの魔力２」第816回で、破たんした女性専用シェアハウス運営会社スマートデイズ、融資に絡んだスルガ銀行、違法建築の指摘をされたレオパレス２１が題材に放映された。

日本経済新聞社は6月3日付け紙面で、スルガ銀行(8358)業績下方修正に関する報道がなされ、スルガ銀行ＩＲは6月4日に「当社の業績に関する一部報道について」を発表。シェアハウス関連融資等の回収可能性については、現在、検討を行っていると説明した。

レオパレス２１(8848)株価は、ガイアの夜明け放送翌日に株価急落した。放送前の5月11日の株価は1023円の高値があったが、放送翌日のレオパレス２１株価は121円安の703円まで急落して年初来安値を記録した。番組放送では建築基準法に必須な界壁が同社建築賃貸マンションに施工不備があったとドキュメンタリー放送をした。

ＳＭＢＣ日興証券は6月1日発行レポートで、レオパレス２１投資評価「２」継続、目標株価950円→720円へ引き下げた。「施工不備の問題は会社認識ほど軽くないだろう。補修コストよりも受注減やキャンセル比率の影響が大きい可能性、将来的な補償負担や訴訟リスクについては、否定しきれない」と解説している。